04.住まいと収納

かご収納とは?種類や選び方、暮らしに合う使い方を紹介

かごとは、竹や籐、布、金属、樹脂などを使って、物を入れたり運んだりするために作られた収納道具です。

昔から台所や居間、洗面所などで使われてきた身近な道具で、現代の暮らしでも「しまう」「運ぶ」「見せる収納にする」といった役割で幅広く活用されています。

暮らしの中で散らかりがちな小物や日用品も、かごを使うとすっきりまとめやすくなります。

竹や籐といった自然素材のものから、ワイヤーバスケット、布かごまで、種類がたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

素材によって通気性やお手入れのしやすさが違いますし、使う場所によっても向き不向きがあります。

この記事では、かご収納の種類ごとの特徴と選び方、台所や洗面所、リビングでの使い方のコツ、長く使うためのお手入れ方法まで、丁寧にご紹介していきます。

自分の暮らしに合ったかごを選べば、片付けがぐっと楽になり、見せる収納としてもインテリアに馴染んでいきますよ。

かご収納は素材と使う場所で選ぶと暮らしに馴染む

かご収納を選ぶときに大切なのは、素材と使う場所のバランスです。

竹かごや籐かごは通気性がよく、台所で根菜類を一時的にまとめておいたり、リビングの小物を収納したりするのに向いています。

一方、樹脂製のかごは水回りに強く、ワイヤーバスケットは防錆加工やステンレス製を選べば洗面所でも使いやすいです。

布かごは軽くて柔らかく、子どものおもちゃ入れやランドリーバスケットとして活躍します。

それぞれの素材の特性を知って、収納したいものや置く場所に合わせて選ぶことで、片付けやすく、見た目にも整った暮らしをつくることができます。

かご収納の素材にはそれぞれ役割がある

かご収納は、使われている素材によって、向いている場所や収納するものが変わってきます。

ここでは、代表的な素材ごとの特徴と、どんな場面で使いやすいかを見ていきましょう。

竹かごは通気性がよく、軽くて扱いやすい

竹は昔から日本の暮らしに使われてきた自然素材で、軽く、通気性に優れているのが特徴です。

編み目がしっかりしているものは形も崩れにくく、見た目にも美しい収納になります。

台所では、じゃがいもや玉ねぎなどの根菜類を一時的にまとめておくのに向いています。

ただし、じゃがいもは光に当たると傷みやすいため、通気性のよい紙袋に入れたり、布をかけたりして、冷暗所で保管すると安心です。

リビングでは、リモコンや文房具、細かな日用品をまとめておくのにも使いやすいです。

ただし、竹は水に弱いため、湿気の多い場所や水回りでの使用は避けたほうがよいでしょう。

濡れたままにしておくとカビが発生しやすくなるため、扱いには少し注意が必要です。

籐かごは軽くてしなやかで長く使える

籐(ラタン)は、東南アジアなどで採れるつる性の植物で、しなやかさと丈夫さを兼ね備えた素材です。

竹と同じく通気性がよく、軽いので持ち運びもしやすく、北欧風やナチュラルインテリアとの相性がよいです。

台所では果物や乾物のストック、リビングではおもちゃや雑誌、ブランケットの収納に使いやすいです。

見せる収納として棚に置いても、インテリアとして馴染みやすく、部屋の印象を柔らかくしてくれます。

ただし、籐も湿気に弱いので、洗面所やシンク周りなどの水気のある場所には向いていません。

長く使うには、時々陰干しをして湿気を飛ばすことが大切です。

ワイヤーバスケットは中身が見えて通気性も抜群

ワイヤーバスケットは、スチールやアイアンなどの金属でできたかごです。

中身が見えるため、何が入っているかすぐにわかるのが便利なところです。

台所では、乾物や缶詰、調味料のストックを入れたり、洗面所ではタオルや洗剤ボトルを収納したりするのに向いています。

リビングでも、雑誌やゲーム機器など、ラフに入れても様になるアイテムとして人気があります。

通気性も高いため、湿気がこもりにくく、衛生的に使えます。

ただし、中身が丸見えになるので、見せたくないものには向いていません。

細かいものを入れる場合は、布を敷いたり、布製の袋と組み合わせたりすると使いやすくなります。

水気のある場所では、サビに注意が必要です。

布かごは軽くて柔らかく洗えるものも多い

布かごは、キャンバス地やコットンなどで作られた、柔らかくて軽い収納アイテムです。

折りたたみができるものも多く、使わないときは場所を取りません。

色や柄が豊富で、子ども部屋や北欧風のインテリアにもよく合います。

リビングではブランケットや衣類の一時置き、洗面所では着替え入れやランドリーバスケットとして使いやすいです。

洗えるタイプを選べば、汚れても清潔に保つことができます。

ただし、厚手の布かごは湿気がこもりやすいことがあるため、湿気の多い場所では注意が必要です。

カビを防ぐためにも、定期的に中身を出して風を通したり、干したりするとよいでしょう。

また、形が柔らかいものは中身によってたわみやすいため、棚にきっちり収めるよりも、床置きや一時置きの収納に向いています。

樹脂やプラスチックのかごは水回りに強い

樹脂やプラスチック製のかごは、水に強く、汚れても洗えるのが大きな利点です。

耐久性が高く、お手入れも簡単なので、洗面所や台所のシンク下など、水気のある場所での収納に向いています。

掃除用具や洗剤、洗濯物の仕分けなど、実用性を重視する場面で活躍します。

ただし、自然素材ほどの温かみはないため、見せる収納としては少し物足りなく感じるかもしれません。

そんなときは、布をかぶせたり、目立たない場所に置いたりすることで、インテリアとのバランスを取ることができます。

場所ごとに合うかご収納の種類がある

かご収納は、使う場所によって向いている素材や形が変わります。

台所、洗面所、リビングそれぞれで、どんなかごが使いやすいか、具体的に見ていきましょう。

台所では通気性と耐水性で使い分ける

台所では、食品や調理道具、ストック類など、さまざまなものを収納します。

根菜類や果物など、常温で保存するものには、籐かごや竹かごが適しています。

通気性がよいため、湿気がこもらず、野菜が傷みにくくなります。

パントリーやシンクから離れた棚に置くと、使いやすく見た目もすっきりします。

シンク下や冷蔵庫の中など、水気や湿気が気になる場所には、樹脂製やプラスチックのかごが向いています。

調味料のストックや掃除用具などは、ワイヤーバスケットに入れると、中身が見やすく取り出しやすいです。

洗面所や脱衣所では水に強い素材を選ぶ

洗面所や脱衣所は湿気が多く、水がかかることもあるため、水に強い素材を選ぶことが大切です。

樹脂製やプラスチック製のかご、メッシュ素材のバスケットなどが適しています。

タオルや洗剤、ストック類をまとめて収納するのに便利です。

取っ手付きのかごを選べば、そのまま持ち運びができて、家事の動線もスムーズになります。

ランドリーバスケットとしては、布製のものも人気がありますが、防水加工されているものを選ぶと安心です。

自然素材のかごは、この場所では長持ちしにくいため、避けたほうがよいでしょう。

リビングでは見た目と使いやすさを両立させる

リビングは家族が集まる場所で、目に入る機会も多いため、インテリア性と使いやすさの両方が求められます。

竹かごや籐かご、シーグラスなどの自然素材のかごは、温かみがあり、見せる収納として活躍します。

リモコンや文房具、雑誌、おもちゃなど、日常的に使うものをまとめるのに便利です。

布かごやワイヤーバスケットも、インテリアに合わせて選べば、すっきりとした印象になります。

サイズや色を揃えたかごを並べると、統一感が生まれて、部屋全体がまとまって見えます。

低めのオープンラックにかごを並べると、家具のような雰囲気になり、生活感を抑えることができます。

かご収納を選ぶときに確認しておきたいこと

かご収納を選ぶときには、サイズ、素材、デザイン、形の4つのポイントを押さえておくと、失敗しにくくなります。

収納するものに合ったサイズを選ぶ

かごを選ぶ前に、何を入れるのかを決めておくことが大切です。

雑誌やファイルを収納するなら、A4サイズが立てて入る高さと幅が必要になります。

子どものおもちゃを入れるなら、持ち運びやすい大きさと軽さが求められます。

棚に置く場合は、棚の幅、奥行き、高さを測ってから選ぶと、無駄なくぴったり収まります。

大きすぎると中がごちゃつきやすく、小さすぎると入りきりません。

収納したいものが8割程度入るくらいの余裕を持たせると、整いやすくなります。

素材は使う場所の湿気や水気で決める

水や湿気がある場所には、樹脂やプラスチック、メッシュ素材が向いています。

通気性が必要な場所や見せる収納には、竹や籐、シーグラスなどの自然素材が適しています。

根菜や果物を常温で置いておく場合は、ラタンや竹のかごを使うと風通しがよく、湿気がこもりにくくなります。

洗面所のタオル収納には、水に強く、お手入れがしやすい素材を選ぶと、衛生的に使えます。

部屋のテイストに合うデザインを選ぶ

かごはインテリアの一部として見えることが多いため、部屋の雰囲気に合わせて選ぶと馴染みやすくなります。

北欧風やナチュラルインテリアには、籐やシーグラスなどの自然素材がよく合います。

モダンやインダストリアル系の部屋には、ワイヤーバスケットや黒いプラスチック製のかごが似合います。

和風の空間には、竹かごがすっきりと調和します。

同じ素材や色のかごを揃えると、統一感が生まれて、すっきりとした印象になります。

使う頻度に合わせて形や仕様を選ぶ

よく使うものを入れる場合は、浅型で持ち手付き、蓋なしのかごが便利です。

出し入れがワンアクションで済むため、片付けのハードルが下がります。

隠したいものや季節の物を入れる場合は、蓋付きのかごを選ぶと見た目がすっきりします。

書類や本を立てて収納するなら、深さのある四角いかごが安定しやすいです。

インテリアとして見せたい場合は、編み方や色、形にアクセントのあるかごを選ぶと、部屋の印象が変わります。

かご収納を長く使うためのお手入れ方法

かご収納は、素材によってお手入れの方法が変わります。

それぞれに合った方法で手入れをすることで、長く清潔に使い続けることができます。

竹かごや籐かごは湿気を避けて陰干しする

竹や籐などの自然素材は、水に濡らさないことが基本です。

もし濡れてしまった場合は、すぐに拭き取り、風通しのよい日陰でしっかりと乾かします。

ホコリはブラシやハンディモップで軽く払い、時々中身を全部出して陰干しをすると、湿気が飛んで長持ちします。

梅雨の時期などは、除湿機やエアコンの除湿機能のある部屋に置くと安心です。

ワイヤーバスケットは水分を残さず拭く

ワイヤーバスケットは、汚れたら中性洗剤を含ませた布で拭き、水分をよく拭き取ります。

サビを防ぐために、水に浸けたまま放置しないことが大切です。

浴室や洗面所で使う場合は、定期的に乾いた布で拭いて、湿気を残さないようにしましょう。

布かごは洗濯表示を確認して洗う

布かごは、洗濯表示を確認してから洗うことが大切です。

洗濯機で洗えるものもあれば、手洗いのみ、洗濯不可のものもあります。

洗えないタイプは、粘着クリーナーやブラシでホコリを取り、時々天日干しをしてリフレッシュさせましょう。

洗えるタイプを選んでおくと、子どものおもちゃや洗濯物を入れる際にも、衛生的に使えます。

樹脂やプラスチックのかごは丸洗いできる

樹脂やプラスチックのかごは、汚れたら水洗いできるため、お手入れがとても楽です。

中性洗剤で洗い、しっかりと水気を拭き取って乾かせば、清潔な状態を保てます。

水回りで使う場合も、定期的に洗うことで、ぬめりやカビの発生を防げます。

まとめ:暮らしに合うかごを選んで整った収納をつくる

かご収納は、素材と使う場所をしっかり合わせることで、使いやすく、長く愛用できる道具になります。

竹かごや籐かごは通気性がよく、台所やリビングの見せる収納に向いています。

ワイヤーバスケットは中身が見えて使いやすく、布かごは軽くて柔らかく、子ども部屋にも馴染みます。

樹脂やプラスチックのかごは、水回りでも安心して使える実用性の高いアイテムです。

どこで使うか、何を入れるか、見せるか隠すかを考えて選ぶことで、片付けがしやすく、暮らしに自然と馴染む収納ができあがります。

それぞれの素材に合ったお手入れをすれば、長く清潔に使い続けることができますよ。

自分の暮らしに合ったかごを見つけて、少しずつ収納を整えていくと、日々の片付けがもっと楽になっていくはずです。